大荒れ金融市場

最近のリーマンブラザーズの倒産、AIGの経営危機は、本当にそこまでいくんかーって感じの話ですね。私はAIGについては全然意識にのぼっていませんでした。そしてAIGが展開している保険業務についてもほとんど知りませんでした。「アメリカンホームダイレクト」とか、すごい有名でないですか。

AIGは損害保険もあつかっていて、企業の倒産のときの金融商品に関する保証もしていて、今回の金融危機のあおりをうけて、保険金支払いが急増して資金繰りに窮したとか。しかし、アメリカ政府の最大9兆円の支援というのは、すごいですね。思うのは、日本のバブル崩壊をアメリカは学習しているんだなあということと、もし福田政権もふくめて日本の政権ならこういった思い切った事はできないだろうな・・・ということです。

日本の金融機関はリスクの高い商品には手が出してなくて、欧米の金融機関ほどダメージは大きくないことと、景況感の悪化で原油価格が急落していることは、日本の市民にとってはいいことでしょう。プリウスとか売っているようなメーカーにとっては、マイナスかもしれませんけどね。
この辺、細かいことを言っていくと、どんどんややこしくなってツッコミどころ満載になりそうなので、素人はこれぐらいで退散しておくことにします。

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まああまり好きでないがよく言った橋下知事

asahi.com(朝日新聞社):橋下知事と職員がバトル 「職変えて下さって結構」

大阪府庁で12日朝開かれた「知事と職員の集い」で橋下徹知事と職員がやり合う一幕があった。

参加した複数の職員によると、男性職員が知事批判を展開。府の財政再建案で人件費削減が盛り込まれていることについて、「知事は給料カットになってもテレビに出て出演料をもらえるが、私たちは兼業できない」と訴えた。
さらに橋下知事の政治手法に「ことあるごとに『自分は選挙で選ばれた府民の代表者』といって正当化する。橋下さんは人として尊敬できない」とまくし立てたという。

これに対し、橋下知事も反論。「ここは団体交渉の場ではない。上司に対するものの言い方もある。私のやり方があなたの意に沿わなければ、職を変えてくださって結構です」と切りかえしたという。

よく言った!というところか。職を変えてもらって、民間で就職難の若者に置き換えたら、人件費も下がるし働きもいいことだろう。

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暫定税率を廃止して法定外税で補う新しい考え方

どんどん忙しくなる本業と合間を縫ってしていた趣味のプログラミングで、すっかり疲れ切ってちょっと休業してしまいました。そういうことしていると全く頭が働かなくなってしまいました・・。

nikkei BPの「暫定税率失効分を法定外税で補う──「揮発油引取税」構想 」をよんで、考え方としてはありと思います。

地方税として新たにガソリン類に課税して、地方が自由に使えるようにする。国土交通省に影響を受けず、予算を組める。給油所に対して課税するため、移動を車に頼っていて実際の消費量が多い地方に厚くなり都市部に税収がかたよらない。

という風な論旨かと思います。実際、特定財源でがんばるよりは、地方の道路は地方税化したほうが、実際の要望にあった道路はできるかもしれません。ただし、地方税にしたところで使い手が無能であれば、やはり無駄遣いになってしまうでしょう。天下り先のマッサージチェアーに化けたりしなくなるだろうから、そういった意味では有望と思います。

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みんな飽きつつある暫定税率の話

もうマスコミも道路暫定税率の話だけでは、おもしろみがないのか取り上げる数が減りましたね。冷凍餃子の話もそうですけど。

暫定税率も廃止でもなく、折り合いをつけて下げるように話し合うのが、二大政党制の政治でないの?とちょっと前に書きましたが、それがらみで「おぼろ大橋(朧大橋)」という橋が話題になっているみたいですね。

Aut disce aut discede」の「誠橋の元町長と地方と」のエントリによると民主党の菅直人代表代行が、「朧大橋」を視察したところ、元町長が現れ、「この道路は途中で途切れている。延ばしてくれ」と陳情していたとのこと。しかし、「作った道路でいかにしてここに人を呼び込むか、それを考えて欲しい」とも言ったとのことです。普通は道を作る前に考えることですよね・・。

周辺の道路は「朧大橋」の記事にあるように狭く、またその先も通行止めで整備されていないようです。朧大橋がらみで、レポートを書いた方のブログのアクセスも少し増えたようです。

いくら地方に道路が必要といっても一日に200台しか通らない道を46億円かけて作るのは如何なものかと思いますね。それならばそのお金で今渋滞している道を何とかしてほしい。別に地方都市でもそんな道はあるでしょう?
費用対効果やこの先のビジョンを持たずに道を作れてしまうのが悲しいですね。

これだけをみると「暫定税率を維持する」ことに意義を感じられるかは疑問です。少なくとも引き下げか、一般財源化が好ましいと思ってしまいます。もちろん、そういった道が作れてしまうシステム自体を直さないと、税率がどうなろうと無駄な道は作られ続けてしまうことでしょう。

このあたりは、「“朧大橋”(おぼろおおはし)の先にあるもの」に上手に書かれているので、参照してください。

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東芝、次世代DVD撤退か?

どうやらコンシューマー向けの次世代DVDは、Blu-ray Disc(ブルーレイディスク・BD)がほぼ勝利したようです。まだ確定ではないようですが、「ついに東芝HD DVD事業から撤退!」によると、NHKでそういった報道があったようです。

マイクロソフトが支持しているHD DVDですから、PCのハード向けには残るかもしれませんが、画像メディアを再生できないのは致命的なので、徐々に消えていくのでしょうね。

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ちゃんと仕事しろよってね。

NHKのニュース9をみていて、今の政治が機能していないことがよくわかるアンケート結果だった。暫定税率問題について、自民党支持者は「与党が積極的に野党に働きかけよ」といい、民主党支持者は「対案を民主党が出すべきだ」という。つまりは、「意地をはって突っ張っていないで、話し合いをしてくれよ、ォィ」ということだろう。面対だけでなくココで大人の対応をすることが次の選挙で勝てる要素なのに双方いまいちだなあということですね。

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株式って

リスクの感覚のつづきですが・・・

株式を買って株主になると言うことは、「会社に出資してあげるからがんばってな」というのが、一番基本だと思うわけですよ。そのかわり「配当金」という形で会社の利益の一部をわけてもらったり、株式の価値の上昇で資産が増えるという形で株主に還元されるわけです。まあ、こればっかりを極大化して主張したのが「ホリエモン」ですが、それだけだと辛いところがありますね。事業として維持可能な形で、進めて欲しい。

会社はもらったお金を使って事業を行って、売り上げ・利益を上げるわけです。具体的には、給料払ったり、仕入れしたりとそんなことですね。当然、お金が多いほど会社を維持していくのが楽なわけで、株価が高ければ会社の余力が多い、という見方もできます。潤滑油だったり、血液ともいえる存在ではないかと思うわけです。

で、今回のように株価が暴落している状態で、政治が「落ち着いて静観している」ということは、日本の会社が金欠状態、いわば貧血になってふらふらになっても「なにもしないよ」と言っているのと同じ。いずれは、税収の低下をきたしますます苦しくなるよ、というイメージができない政治がさみしい・情けないわけです。

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リスクの感覚

さみしい政治」のエントリで、コメントが「政府が株をすすめることが情けない」とつきました。それに対してコメントもつけたのですが、さらに思ったこともあるので、ちょっと書いてみます。

政府が[株]をすすめることは必要ないでしょうけど、「株を含めた経済にたいする教育や感覚を一般化しないと駄目」というのが私見です。
 今の普通預金の利率が0.35%です。それよりも利率がいい場合は、目減りするリスクがあるということを認識していない人が多いのだろうと思います。たとえば、株式関係は大きな値動きがあります。去年夏の時点から、日経平均は18000円台から今週12000円台まで急落しましたから、三分の一を失ったと考えられるわけですね。でも、小泉政権の7000円台から考えれば、去年夏では2.5倍になっているわけで、普通預金とはくらべものにならないリターンも得られるわけです。

 さっき言った「目減りリスク」の感覚はこんなふうだと知る必要があると思っています。それを理解していないからこそ「ネズミ講」的なものが絶えないのでしょう。「円天」事件とか、なにやってるんだか・・・というところですね。

長くなりそうなので次に続くようにします。

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さみしい政治

最近の政治は本当に底が浅い。

まず自民党は、どんなに株価が急落しても、景気が悪くなっても、「見守る」事しかできないらしい。ここ2日で日経平均1000円以上、TOPIXも100ポイントを超えて低下しているが、何もできない。実効性がないにしても、経済対策と金利下げを打ち出すアメリカはさすがである。というか、何らかのリリースをせめて出せないかとがっくりしてしまう。株価が下がって、それを運用している企業年金などの収益が悪化するなど、けっして富裕層のみの問題にはならないはずなのに・・である。

民主党は、ガソリン値下げだという。ただそれしかないのか、ということが残念。車を使う業界や個人にはメリットがある。しかし、それ以上のことも深めて主張しないと、共感が得られないだろう。たとえば、土建屋さんの仕事をなくすのなら、その人たちをどういった仕事をしてもらうのか。そういった事を考えるには「未来像」「全体像」を把握していないと難しいし、考えて欲しい。

小泉はいいか悪いかは別にして、そういった国民に見せる力は本当にあったなあと思う。

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株式投資をするにも役に立つね

昨日のエントリーでは、会計のすみからすみまでわかると言うよりは、おおざっぱな仕組みをとらえるという感じの会計の本を読んで面白かったと書いた。3年くらい前に買った、通勤大学実践MBA 決算書を久しぶりに開いてみると、前はすぐに投げ出してしまってあきらめたところも興味を持って読めた。

会計を読めると言うことは、投資にも役に立つだろうし、色々な意味で怪しい会社に引っかからない一つの方法でしょう。

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