地震だけなら恐らくはかなり報道も収束の方向へむかっているのだろうけど、それを許さないのが、福島第一原子力発電所の事故。多重の対策もある意味無力であり、起こってしまえば非常に広大な範囲が住めない地域になってしまうということ。もちろん、対策が十分でなかったとも言えるのだけど、本来完璧に仕事が出来る人間が未来永劫いるわけではないので、設計を完璧にしたところで代を重ねるごとに理念は失われてこういったことになるのは人類の宿命なんだろう。
今回のことで、2011/05の時点でしなければいけないのを考えてみると、原発本体の封じ込めと全国にある原発の未来を決めること、放射性物質の汚染地域に対する対策、だろうと思う。
本体の封じ込めについては毎日報道されているとおりとは思う。原発の未来については、なぜ浜岡原発だけ止めるという事のなるのかは疑問があるけれど、現行の原発は改修して期限まで続行、新設の凍結というところじゃないかと思う。
汚染地域については情報が出にくい状態だった。そこに2011/05/15の22時からのネットワークでつくる放射能汚染地図 ~福島原発事故から2か月~がとてもまとまっていた。残念ながらTwitterで気がついたときにはすぐに見れる状態でなく、最初の40分くらいは見逃した。
放射性物質の汚染については見えないものに対する恐怖というものがつきまとう。が、普通に見えないものだけに逆に放射性物質がそれなりに降っているところは、知りうる人が教える必要がある。だが、今回の事故では残念ながら十分には行われなかったということがわかる。
風評被害への恐怖もある。そして、急性の放射性障害以外であれば、基本的には細胞分裂の盛んであり未来のある子供たちのほうが影響を受けやすいが、たとえば校庭の土の入れ替えも思うに任せない現実。
チェルノブイリでも使われたという場所と放射線強度を同時記録できる装置を車に載せ地図を作る科学者を追いつつ、そういった地域の色々なエピソードを紹介した番組でした。
ただ最後が情に流れるような犬のエピソードだったのが残念。泣けますがそれではいけない。番組最後の「パンダ」という犬は保護されています。
→【転載】龍の飼い主さんがわかりました - 猫福<にゃんぷく>ふくちゃんの猫の里親募集ブログ - 楽天ブログ(Blog)
今後考えられることとしては20km圏内でも住めるところは戻り、それを超えた範囲でも高線量のところの退避ができるようなキメの細かい対応がこれからは必要になる。そして作成された地図を元に放射性物質を除去する計画を立てていくのがすすめるべき対策になるのでしょう。
補足情報)
ちなみに番組中で出てきた地図は以下のようなものが出ていたようです。
→昨日NHKで公表された(らしい)放射能汚染地�... on Twitpic
→昨日NHKで公表された(らしい)放射能汚染地�... on Twitpic
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