なんにもわかってない?
さてさて今も昔もおそらく差がないと思っているのが、病気というものの本当の仕組みというのは誰もわかっていないと思うのですよ。たとえば、風邪というのも難しいもの。ウイルスがいると起こるとかいわれていますが、それがどこにどう働いて、症状が起こって治っていくということが、厳密な意味ではわかっていない。
基本的には天気予報と同じで、細かい仕組みもわかって大きな流れもわかっているので、昔に比べたら死んでしまうまで激しいことは起こりにくくはなっていますが、完全に止めることはできない。台風がやってくることがわかって、どういう結果になることがわかっているので、ある程度の防御ができますが、やっぱり被害が出てしまう。風邪をはじめとした病気はそんな状態です。また、細菌やウイルスといったような原因がわかりやすいものはいいですが、ガンとかはどうして起こっているの?ということが、本当に細かいところまではわかりません。
結局、症状をみて治療法を編み出していくのですが、どれくらいその間を理屈で埋めていけるかというのがポイントになってくる。また天気予報ですが、「夕焼けだと明日は晴れということ」と「気圧が下がってくると明日は雨」ということ。本当は両方を使うことでより精度の高いことがいえると思います。でも、最近の医療は検査でのみ、つまり「気圧」だけみていく事が多いのでいろいろ問題が起きてくるのでしょう。たくさんの知恵と知識をつなげて、よりたくさんの病気を治せれば名医ということになるのでしょう。
ああ、でもなんにもわかっていないなあ、と思うことがまだまだいっぱいです。隙間をできるだけ埋めていけるようにがんばりましょう>自分。
| 固定リンク
« メンテ | トップページ | あけましておめでとう »
「医療」カテゴリの記事
- 「たらい回し」と「受け入れ拒否」と(2007.09.23)
- 筋トレ!(2007.08.06)
- はしか(麻疹)(2007.05.23)
- 誤診と人と医療費(2007.02.10)
- 医療費が高騰しているか(2007.02.08)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント